写真家 富永よしえさんが15年間にわたり撮影し続けたパティ・スミスの姿が一冊の写真集となって1月30日に発売されます。
パティ・スミスのその姿と言葉が刻まれた224ページの写真集「the doors of light」。冨永よしえさんのサイン入り、六切りサイズのオリジナルプリント付き限定版です。
ミュージシャンとしてのパティ・スミスのファンの方もいれば、1975年にロバート・メイルプルソープが撮影し「Horses」のジャケット写真になったポートレートや1976年撮影のセントラルヒーティングに両手をかけてうずくまったヌード写真などが美しくも強烈な被写体としてのパティ・スミスが印象に残る方も多いでしょう。写真に映る彼女の存在感がそれくらい強いから。
そんなパティ・スミスを仕事の場で、つまりはレコーディングや今や伝説となったフジロックライブでの撮影からプライベートの場、自宅のポートレートまでが収められているそう。
サイン入りのオリジナルプリントは、写真家が2007年にパティ・スミスのニューヨークの自宅を訪れた時の一枚。双方の関係性を如実に表しているかのようなパティ・スミスの表情です。
発行元のスイッチ・パブリッシングの特設サイトには富永よしえさんのコメントも寄せてあります。
本来ポートレートとは、メイプルソープがパティ・スミスを撮影した写真のように撮影者と被写体の関係が浮き出てくるものですが、15年間撮影をしたというこのパティ・スミスの写真にも二人の関係を垣間見るような、耽美で秘めやかなものを覗かせてもらうような緊張感があります。
そんな貴重な写真集、気になりますね。
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