フィリップス社によるスマート照明システム「Hue」は、スマホのアプリで照明のオ
ンオフをしたり色を変えたり、自由にカスタマイズするシステムです。
またSiriにも対応したので、いちいちアプリを起動せずとも話しかけるだけで照明を
操作できます。
「Hue」の照明器具は、既存の電球と交換可能なモノをはじめ、さまざまな形態のモ
ノが続々とラインナップされています。
フィリップスは2015年、スマート照明システム「Hue」の配線及び電池が不要な
「タップスイッチ」を発表しましたが、このほどそれに引き続いて、新しいモーショ
ンセンサーを発表したとのこと。
人の動きに応じて、場所やシチュエーションに応じた最適な光をつくり出すことがで
きるそうです。
このモーションセンサーは、配線不要でどこにでも設置でき、最大2部屋の照明を操
作できます。
動きの検出範囲は約5mで、誰かが近くを歩くたびに照明が点灯するのです。
モーションセンサーが部屋全体の照明を操作するので、Hueシリーズのマルチカラー
のスマート電球があれば、特別なシーンをつくり出すように、アプリでセットするこ
ともできます。
さまざまな色合いの複数の照明を使って、就寝前や朝など、特定のシチュエーション
に最適な雰囲気を醸し出すことが可能だ。
場所に応じた設定もいくつかあります。
例えば、廊下の照明を操作する場合は、人の動きがなくなってから数分後に消灯する
ようにセットしたり。
「自然光」設定にすれば、モーションセンサーと照明が部屋の自然光量を検知し、自
動調整して消費電力を減らしたりすることができます。
現状の照明に不満が無ければ、なかなかメリットを見出せないかもしれませんが、使
い方次第では果てしない可能性を秘めたシステムなので、近未来では当たり前になる
かもしれませんね。