以前こちらでもお話ししたことのある愛猫サイトのilove.cat (http://ilove.cat)、お話しした時に注目したのは撮影しているフォトグラファーの写真でした。
最近、愛犬サイトといっていいのでしょうか、犬と暮らすということ、をコンセプトにした、ONE DAYというサイトを見つけました。
これまた写真がいいんです!
ilove catでは、飼い主さんと猫、住んでいる環境をテキストと半分半分くらいの割合で写真を挟みながらインタビュー形式のものですが、ONE DAYではずずずっと、見ごたえのある写真が続きます。そして一番最後にテキストが。
どちらの写真も猫、犬、飼い主さんとのほどよい距離を撮影し、猫、犬だけでなく住居空間のちょっとしたオブジェや「住んでいる印」が写されていて、見ている自分自身もその空間にお邪魔しているようなデジャブ感のある心地よい写真が載せられています。
ilove cat ではほぼ丸尾和穂さんが、ONE DAYでは濱田英明さんが写真を担当されています。
フォトグラファーの名前を意識したことがなくても、日常の生活の中で知らず知らずのうちに広告写真や雑誌の中で写真を目にしているかもしれません。
写真がモノを言うサイトでは、写真家の持つトーンがそのままサイトの印象に繋がってきます。ゆえに写真家の特徴がサイトの特徴になるといってもいいでしょう。
見る人、読む人に印象を瞬時にして与え、そしてその後も印象を残す写真は、あらゆるサイトを立ち上げる際に写真家を誰にするか、どの人の写真で行くか、というのはコンセプト上とても大切なことなので、逆に見ると、どの人の写真を使っているかによってそのサイトの性質、テーマのようなことまで手繰り寄せられるようなキーワードということです。
ああ、いいなこのサイト、と感じることがあったら、どなたが撮影しているか見てみてはいかがでしょう。