『スマホの衛生事情』

前々からトイレの便器なんかよりお金やスマートフォンなどの方が菌の付着率は高い
などと言われてきましたが・・・。

イギリスの大学の学生グループが、個人の所有するスマートフォンの衛生調査を実施
しました。
彼らはスマホをペトリ皿の培地に押し付け、3日後に中を確認してみたんだそうで
す。
すると、そこには衝撃の光景が広がっていました。

約20パーセントの人が保有しているスマートフォンに、感染症の起因菌である黄色ブ
ドウ球菌が含まれていることが判明したのです。

この菌は鼻腔の中に潜むことが多いとのこと。
皮膚や鼻腔内に潜んでいたとしても健康な人なら病気を発症しないこともあります
が、皮膚を傷つけてしまった場合には、そこから菌が侵入して感染症を引き起こしま
す。
この菌は、食中毒や膿痂疹、場合によっては敗血症などの一般的な原因として知られ
ている恐るべき菌です。

スマートフォンは電話番号を記憶しているだけでなく、持ち主の直接的な接触の記録
も残しています。
変わった方法ですが、普段は見逃している身の回りの細菌学を身をもって知るには非
常に効果的ですね。

黄色ブドウ球菌にとって、鼻孔は生息に適した環境であり、ちょっと鼻をさすった後
に携帯でメールを送信すれば、そこにばっちり付着してしまいます。
最近実施した検査によれば、一般的な受話器からは男性用トイレの流しレバーに比べ
て、18倍もの有害な病原菌が検出されたとのこと。

また、こうした分析から、4人に1人の割合で、スマートフォンや携帯電話が、許容可
能な細菌レベルの最大10倍も不潔であることがわかりました。
検査に使われたスマホの1つは、持ち主に重度の吐き気をもたらせるほど汚れていた
らしいです。。。

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