VR酔い(3D酔い)という言葉があるのをご存知でしょうか。
ゲームなどでVR(バーチャル・リアリティ)を体験した後に感じる、めまいや吐き気、発汗、失見当識など乗り物酔いのような症状のことを表す言葉らしいです。
乗り物酔いは、揺れや加速・減速の際に、体に加わる加速度によって三半規管が刺激された結果起きる自律神経の失調状態のことをいうのですが、このVR酔いは三半規管の異常でおこるものではないため、酔い止めが効きません。
身体が揺れていないのにナゼか酔っちゃうんですね。
VR酔いの原因については、まだまだ研究段階らしいのですが、目から入るスクリーン上の動きと体が感じ取る実際の動きの感覚とが一致しないために、失見当識や吐き気などを感じるのではないかと考えられています。
つまり、映像から感じる仮想体験がリアルすぎてワケ分からなくなる、と。
最近は写真も動画も4Kが主流になりつつあり、よりリアリティのあるものが好まれる傾向にあります。
とはいえ、この問題はVRの世界において大きな障害であることには変わりなく、早期解決が望まれています。
今後、バーチャルリアリティはゲーム以外にも私たちの生活に密接に関わってくることもあり得ますからね・・・。