料理写真の撮影は意外に時間がかかります。
お皿が出来上がる前にももちろん準備がありますが、料理が仕上がってから実際に撮影し始め終わるまでには結構な時間を要します。
だからこそ料理自体が出来上がりの状態から変化していきます。
例えば温度、湯気、水滴、色等々。
出来上がりの一番美味しそうな状態で撮影できればベストですが、上記のような変化は刻一刻と迫ってきます。そのため以前もお話ししたようにプロの料理撮影には演出を加えます。
見栄えを良くするために、時には食材ではないものを加えることがあるため、実際に撮影後に食することはないこともあります。
家庭での料理の記録撮影、ブログのための写真撮影はそこまで手を加えなくとも、ちょっとした工夫で、時間によって料理が変わる変化を最小限にすることはできます。
例えば、色。
例えば、リンゴの皮を剥くとしばらくすると皮を剥いた部分が茶色く変色してきます。またアボカドなどもカットしたりペーストにしたり手を加えると変色します。
家庭での料理ですから、そのあと食べることを前提に変色を防ぐ方法を考えましょう。
簡単な方法のひとつに、お酢を準備することです。酸をつけることによって変色が防げます。
付け方は、均一に付ける方法で一番手軽なのは霧吹きにです。霧吹きの中にお酢、または水に薄めたお酢を入れ、変色しそうな食材に吹きかけます。
変色はお塩、レモン汁でも代用できるので、食材、料理によって変えてみるといいですね。
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