今年3月の発売以来、品薄状態が続いているという、ニコン「COOLPIX P900」。
どんなものかと思いきや、面白い動画を見つけましたので、紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=mfshAzV0FN4
光学83倍ズーム・1605万画素で撮影したという月の映像ですが、クレーターの形がハッキリ見て取れて、これはちょっとした“天体望遠鏡”ですね。
少々ゴツくてでかいボディを持つ超高倍率ズーム機自体、近年ではあまり珍しくありません。
毎年、50倍とか60倍のコンパクトデジカメは各社から出ていますが、ニコンは一気にドンッと来ました。
何しろ、望遠端が35mm判フィルム換算で2000ミリで、83倍ですから。
肉眼では全く見えないものでも超クッキリ撮れちゃいます。
レンズの明るさはF2.8からF6.5。
この超高倍率で広角端でF2.8を確保し、2000ミリ相当でもF6.5にとどめています。
さすがに目一杯望遠にするとミル貝みたいな長ーい鏡胴が出てきて、コンデジの割に巨大なカメラになりますが、ボディは他社の廉価な高倍率ズーム機に比べるとしっかり作ってあり、やっぱり「P」シリーズを名乗るだけありますね。
撮影モードはオートのほか、PASMの各マニュアル系モード、デジタルエフェクトモード、夜景モードや風景モード、さらにシーンモードが用意されています。
特にシーンモードの「月」と「鳥」は要注目。
普通のカメラにはないモードです。
「P900」は月と鳥を撮るカメラだと言っているかのようですね。