冒険家、登山家そして写真家というと思い浮かべるのは石川直樹氏でしょう。
2001年に七大陸最高峰登頂を達成し、2008年に出版された写真集「POLAE」では日本写真教会新人賞と講談社出版文化賞を受賞し、冒険家のみならず写真家としての地位を築いてきました。
そしてもう一人、登山家、野口健氏がいます。
同じく七大陸最高峰の登頂を果たし、さらに奇しくも野口氏が七大陸最高峰登頂当時は世界最年少登頂記録を更新し、そのすぐに2年あとに石川氏によって再更新されたという歴史があります。
登山家として写真を撮り続けていることは口外していましたが、今回野口氏の初の写真展が東京と大阪のオリンパスギャラリーにて開催されています。
野口氏は、「見る」ということは「知る」ということであり同時に「背負う」ということだといいます。世界の美しい面にはその裏の面もあり目を伏せたくなるような場面も実際には世界の美しい面の側面なのだということでしょう。
ジャーナリズムとして意味を持つ写真本来の目的のひとつでもありますね。
写真展開催とともにギャラリートークも企画されています。
ユーモアな野口氏の語り口調とともに彼の写真観に触れられる機会です。
是非チャックを!
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