楽しみにしている桜の開花から満開になるのはあっという間。
気づくと葉桜に移っていきます。
桜の満開時の撮影の次に楽しめる桜の撮影は、これもほんの一瞬の時期ですが「桜吹雪」があります。
はらはらと風に舞っておどり散りゆく桜の花びらは情緒があり、非常に日本的な美を表現できます。
桜吹雪の撮り方は、花びらの揺れ動いて散るさまをスローシャッタースピードで撮影する方法があります。
ただ、日中にシャッタースピードを遅くすると自動的にF値を絞らなければならなくなります。
しかし、F値を絞るとキレイなボケを得られなくなり、叙情的な演出ができなくなります。
風がある日にうまく花びらを捉えられるとボケ効果でまるで雪が降っているかのように背景と手前に散りゆく花びらがボケて撮影できます。
日中にF値を開放気味に、しかもスローシャッタースピードで撮影する時には、光を軽減するためにNDフィルターを活用します。
もちろんシャッタースピードの遅い撮影なので、三脚は必須です。
また白に近い明るい色の桜の花びらを浮き立たせるために、背景を選んで構図しましょう。
そのために日中ではなく夕方以降の桜吹雪を狙うのであれば、前回夜桜の撮影でお話ししたスローシンクロを使って撮影します。
縦に長い日本列島、まだまだ桜の撮影機会を楽しめそうです。
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