今では家庭内の照明器具としてもどんどん浸透しているLED、その理由としては寿命が長い、省エネ、発熱が少ないという特徴が前面に出て、現在のライフスタイルにも合っているからでしょうね。
さて、LEDの長所として上記の3つがよくあげられますが、他にもこんな利点があります。
LEDは赤外線、紫外線の放射が少ない、ということです。
従来の蛍光灯や白熱灯の光源からは、いらない赤外線や紫外線が放出されますが、LEDからはほとんど放出されません。これはどんなメリットにつながるかというと、紫外線に弱い、例えば絹などは従来の照明では変色などで問題が生じたものへの照明として有効なのです。そのため美術館や保管する場所で光の影響を受ける繊細な芸術品、文化遺産への照明にLEDを利用されます。
美術品などというと写真撮影には関係ないように思われがちですが、発熱が少ない、赤外線、紫外線が少ないという利点から、撮影するべき被写体の素材を照明機材からのダメージから守ることができます。
生活の照明のみでなく写真撮影の照明としても、おおいに期待できるLED。
メリットがあるところにはデメリットもあります。すぐに挙げられるデメリットは価格が高いということでしょうか。
しかしながらつい4、5年前と比べると、家庭用のLEDの値段は定着し需要が増えるのと半比例に明確に下がっていっています。
家庭用のLED電球と写真撮影のLED照明器具では形態が違いますが、メリットが多い「いいことぞろい」のLED照明機材がこれからもさらに浸透し定着していくでしょう。
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