前回お話ししたネイル撮影。
素爪(スズメ)とは、メイルをしていない爪のことですが、女性に人気の「ネイル」「ネイルアード」に対して、男性に人気なのはその反対の「素爪」だそうです。
その理由とは、「派手すぎる」「家事ができなそう」などといった感じで、男女の心理のギャップが現れているようですね。
男性好みは王道な「ナチュラル派」ということで、「ネイル派」の増加と反比例し「素爪派」人気が高まっているとのこと。
さて、ナチュラルな素爪撮影をする場合、ネイル撮影との違いは?
大きな点はカラフルな色遣いのネイル撮影と違って、素爪はまさに手と爪の自然な色を写すことが大切です。つまり色のインパクトがない分、しっかりとしたホワイトバランスの設定が必要です。
照明もネイル撮影以上にディフュザーを使ったやわらかい光があっています。
撮影後のポストプロダクションにて、コントラストを少し押さえることによってやわらかい感じもでます。
ネイルと違って、素爪は「自然」「すこやか」だからこそ「美しい」というイメージを大切にしているので、華美なところはなく、手と指の仕草もネイル撮影ではできないような、「食材」「こども」「和装」などの組み合わせを選ぶと、ナチュラルさが際立つではないでしょうか。
「爪」ひとつとっても、「装い」が変われば、見せ方も撮影の仕方も変わってきます。
試行の甲斐があります。
さてちなみに、規模は分かりませんが、「綺麗な素爪コンテスト」なる写真コンテストもあるようですよ。面白いですね。
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