モデルでもありフォトグラファーでもある友人が「撮られる側の立場に立つからこそ、撮り方が分かる」と言ったことがあります。
なるほど。美大生が絵画モデルのアルバイトをして、得られるものを聞いた時のことを思い出しました。
写真を撮影する、モデルを描く、と言った創作上の行為を行うものはその反対側の立場、つまり被写体側の立場を経験していないと見えるものが限られるのかもしれません。
写真学校ではポートレートの撮影課題の際に学生同士で被写体を交互にし合い、撮る立場でありながら撮られる立場になることがあります。
ただ、ずっと撮影をする立場であると、撮影される側になることがあまりないかもしれません。
家族や友人、写真仲間とお互いにポートレートを撮影したりして、あえて撮影される側の機会をつくるって体験すると、実際に自分自身が撮影する際のヒントになることがあります。
視野を広げる意味もかねて、ときには違った立場に立つこともおすすめですよ!
撮影機材の専門店ライトグラフィカ