ストリートスナップや屋外でのポートレートなど、ロケつまりスタジオではない屋外での撮影ではちょっと気をつけたいことがあります。それは看板やシンボル、マークといった表示を入れないこと。
意図や宣伝効果として故意的に入れるのは別にして、一般的に文字や標識といったものは意味合いが強すぎるため、写真内に入るとそれに視線が引っ張られてしまうからです。
パソコンのソフトウエアやSNSやインターネット上のサービスなどにシンボルとなるアイコンがありますね、マークを見て一目で何か分かるというもの。このアイコンがいい例で、目を引くことと意味を持つマークは写真の構図内に入れてしまうと、意図していない捉え方をされてしまうこともあります。
例えばモデルをロケ撮影するとしましょう。街には標識から文字、看板、シンボルであふれています。それらを写真内に入らないようにすると、思っている構図にならないこともあるでしょう。そんなときにはF値を調整して、開放気味にしながら周辺にある文字や看板などをうまくぼかしてみてはいかがでしょうか。
同じ場所でも角度を変えたり、アングルを変えることによって、画面内に文字、標識などが入るのを避けることもできます。
ロケ撮影で同じ場所で文字やマークなどがたくさん入り込んでいる写真と、そうでない写真を比べてみるとその違いがよくわかります。
写真のコンセプトをふまえながら、こんなこともコントロールしながら撮影に臨みたいですね。
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