カメラと言えばデジタルカメラが一般的になった現在でもよく耳、目にする
「35mmフィルム換算」という言葉。わかっているようでわからないカメラ用語の1つです。
デジタル一眼レフ、フルフレームカメラのお話の際に触れましたが、デジタルカメラでフルフレームなのは一部です。このフルフレームがつまりはフィルムカメラの時代のフィルムと同じ大きさに値します。
フルフレームカメラでない場合、カメラのイメージセンサーの大きさと比較してフィルムカメラでの焦点距離に換算して焦点距離のイメージを表すのが「35mmフィルム換算」なのです。
焦点距離がわかることによって、画角の範囲がイメージできます。
つまりは、焦点距離が短ければ広い範囲が写る広角、焦点距離が長くなれば画角は狭くなり遠くのものを写す望遠というわけです。
レンズの焦点距離の数字を理解すると、レンズの数字をみただけで写真撮影できる範囲や構図がイメージできるようになり、どのレンズが撮影に適しているのかも感覚的にわかってきます。