前回の雪景色撮影についてお話ししましたが、雪景色に限らず、冬のロケ撮影は寒さ対策が必要です。
それは撮影機材はもちろん、撮影時に備えたアイテムなども個人個人の経験を活かして、低温の環境でもスムーズに撮影できるような工夫が必要です。
例えばカメラのバッテリーからフラッシュなどの照明機材のバッテリー電池まで、低温環境ではバッテリー寿命も変わります。普段はカメラバックに入れて持ち歩いている場合、体に近い部分に入れて持ち歩くと低温を少しでも避けられます。服のポケットやベルトに装着する小物入れなどに入れて。
そして撮影の際に手先が冷えきっているとカメラの細かな操作に邪魔をします。
服装以外に手袋にも配慮してみましょう。一般的な普通の手袋では手先の小さな作業がままならない場合があります。保温してフィット性に優れている手袋、ちなみに筆者が見つけて使用しているのはランナー用の手袋です。ストレッチ素材で布地が薄く指先の動きがとても楽です。全くかさばらないのでカメラバックに入れておけば、いざという時に非常に役に立ちます。
撮影機材は三脚をはじめ金属製のものが多いので、寒い場所ではこれらの金属機材は冷たくなり、作業もしづらくなります。それに関しても素手ではなく手袋で作業すると非常にスムーズです。身近なアイテムでも写真撮影に役立つことも多くあります。