朝晩がすっかり涼しく、時には肌寒くさえ感じられる季節になりました。
これから温かい食べ物が嬉しい季節になりますね。暑い日が続いたサラダ、冷製料理から、火を加えた蒸し物やお鍋が恋しくなるのももうすぐです。
さて、温かな料理写真の鍵は何でしょう?
そう、温かそうに見えることです。そこがまたはっきりと夏料理の撮影と違うところです。
温かそうに見えること、その鍵はまず「湯気」です。白くゆっくりと柔らかく立ち上る湯気を撮影(演出)することで温かい料理がさらにおいしそうに見えるのです。
撮影基礎ポイントは2点。
逆行気味にして撮影すること。そしてシンプルな背景をつくることです。
光を逆行気味にすることによって、立ち上る湯気をとらえやすくなります。また、ほのかな湯気を引き出すためにも、すっきりした背景を設定して、湯気がきちんと主役級になるように引き出しましょう。照明、光の量をみながら、背景が暗めの方がいいのか、明るめの方がより分かりやすいかを調整しましょう。