屋外撮影で、太陽光がたっぷりあるからこそ補助光が必要になることって結構あります。自然光があるから、その光だけで撮影したいところですが、光があるからこそ、そこに手を加える必要があるんですね。
そのひとつとして、日中屋外の逆光での撮影、または晴れている日に被写体のみが日陰、影に立ち、背景が明るい場合、そして室内の窓際などで屋外を背景にした場合などです。
これらの場合、後の背景にはしっかりと光があり、全面の被写体が暗くなってしまうということです。もしも被写体に露出を調整すると後の背景は真っ白に白飛びしてしまうことになります。つまり被写体と背景の露出バランスが合わないという問題が生じてきます。
そのときに被写体もそして背景もキレイに写すのにレフ板が重宝します。
前後で大きく光のバランスのギャップがある際にフラッシュを使うとさらに一部に光が強く加わり自然さを欠いてしまうことがあります。しかしレフ板で背景の光を反射させて被写体に補助光としてあてると、光のバランスが柔らかく調和されます。光が強ければ強いほど、暗くなる被写体に光量が照らされます。
照明に関して問題をうまく逆手に取ってシンプル解決する方法ですね。