ノーファインダー撮影

ノーファインダー撮影とは、その名の通りファインダーを見ないで、シャッターを押して撮影することを言います。
構図が大切、シャッタースピード、露出、光の方向、シャッタータイミングが大切とお話ししていると「ノーファインダー撮影」は真逆のことを言っているようですが、そうです。これはおすすめというよりはあくまでもお話として一読していただければ幸いです。

スナップ撮影を長くしていると、それがコンパクトデジタルカメラならばなおさら、撮影する自分自身とカメラが一体になるのを感じてきます。どの画角、度の高さ、どの方向でシャッターを押すかが、ファインダーを覗かなくても見えてくるその感覚。
ある大御所写真家はこの方法、ノーファインダー撮影をコンパクトデジタルカメラではなく、中判カメラでも実行していました。つまり、一度設置した露出やシャッタースピードで、撮影時にはあえてファインダーをのぞくことなく、被写体を見ながらそのままシャッターを切るという撮影方法です。

スタジオでのスティルライフなどの撮影には、とても持ち入れられない方法ですが、撮影時のモチベーションや、テンション、被写体、環境を一体に感じながらの撮影では、このノーファインダー撮影はよい方向に作用することがあります。

スナップ撮影を好まれたり、試作を惜しまない方は、一度お試しいただく価値があるかもしれません。

新宿西口ライトグラフィカ