夏本番、日本の夏といえばやっぱり花火。
毎年花火の撮影を試すけれど、どうもイマイチという話はよく聞きます。
ここで花火撮影について考えてみましょう。本格的に美しい花火撮影を試みるには、やはり片手間ではいけません。花火大会を見るついでにカメラを持参して、、というのでは無理があるからです。
なぜならばまず花火撮影の場合にはロケーションが何よりも大切。つまり前もって土地勘とともにロケハンを行い、撮影日には場所取りをすることが必要になるからです。
空一面に広がる花火をうまくファインダーにおさめたり、または周りの風景とともに花火を入れたい場合にはそれを見渡せる場所を選ぶ必要があります。またさらに大切なことには風向きを見極めること。土地勘があれば日時が違ってもだいたいの風向きがわかるでしょう。花火は光とともに大量の煙が発生します。この煙を避けて花火の光を美しく撮影するために風上に位置することが大切です。
まるで生き物のような被写体、そして必ず背景は暗く、ライブ撮影といった非常に高レベルな被写体だけに、ロケーション、土地勘、天気などといった地道な準備が鍵になります。