知れば知るほど面白い、被写界深度。
実験しながら、そして撮影しながら覚えていくのが理屈抜きで覚えられるでしょうが、時には写真撮影は数学のようなもの。知識も必要です。
レンズによっても被写界深度が変わってくるとお話ししましたね、次の二点を片隅で覚えておくと便利です。
1. マクロレンズで至近距離から撮影すると被写界深度は浅くなる
2. 望遠レンズで開放気味に撮影すると背景がよりボケる
それぞれレンズの特徴と被写界深度のあらわれ方を活用して、撮影の意図と合った方法を選べます。
被写体深度の特徴が分かってくると、機材だけでなく撮影するセッティングも幅が出てきます。
例えば背景をぼかしたい場合、可能な限り至近距離で撮影すること。または被写体を背景からより話してセッティングすることにより、写り込む背景のボケ加減が増します。つまり被写界深度に対して距離を利用した方法ですね。
このように、写真器材と被写体自体の間で、撮影したいイメージをもとに撮影方法に広がりが出てきます。
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