PLフィルター

屋外撮影をしている際に、本来の鮮やかな色がなかなか写せない。と感じられたことはないでしょうか?例えば鮮やかな花の色、木々の緑、空の青など、これからの季節には紅葉の色など。
目にしている実物の色ははっきりしているのに、写真にするとくすんで見えたり、実際の色よりも鮮やかさが損なわれているように見えたりしませんか。

それは光の反射に関係しています。被写体に光が反射し本来の鮮やかな色が再現できないことが原因です。さて、この反射した光をおさえる役目をするのがPLフィルターです。または偏光フィルターとも呼ばれているのは、文字通り光の反射を抑え実物に近い色を再現できるフィルターです。
その需要と性質から、風景写真などによく使われますが、一般的にPLフィルターン効果は太陽に対して90°の角度で最大になるといわれています。フィルターによってはフィルター枠のどこに太陽の方向を向けて撮影してくださいと、説明がある場合もあります。季節や時間によっても偏光するものなので、撮影時に確認しながら位置を決めて撮影に臨みたいですね。

また、光を抑えてくれる便利なアイテムですが、効果が利きすぎると不自然になることもあるので、フィルターの効力もほどほどに。ちなみに光の反射でうまく撮影できないという例に雪山もあります。雪面の反射を抑えるにも絶好なのがこのPLフィルターです。これからの季節の風景写真にも活躍しそうなアイテムですね。撮影照明のライトグラフィカ