レンズフィルターにはたくさんの種類と、それによる作用効果はさまざまです。
今回はNDフィルターについてみてみましょう。
NDフィルターとは減光(neutral density)フィルターともいい、つまりはレンズに入る光の量を減少させるフィルターです。
通常、被写体によってボケや手ぶれをなくすためにできるだけシャッター速度を速くしてとりたい。とか、ピントが隅々までいくようにF値をできる限り絞る必要があるため、できるだけ多くの光が欲しい。といったことはよくありますよね。
でもNDフィルターは、その逆の効果を得るフィルターです。一体どんな時に使用するものでしょう?
例えば、絹のように流れる滝の写真をイメージしてみてください。
明るいレンズを使用しながらもシャッタースピードを下げて撮影する場合に有効です。屋外で晴天時には否応にもシャッタースピードは速くなりますね。それを遅くして、低速シャッターで撮影したい、という場合にNDフィルターの出番です!
NDフィルターの濃さの度合いによって、光量も変わってきます。
どのシチュエーションで、どのくらいの低速シャッターで撮影したいのかを考えながら選んでみるといいでしょう。ストロボ機材