デジタルズームと光学ズームの違い

ご存知の方も当然多いかとは思いますが、デジカメには被写体を大きくしたり小さくしたりするズーム機能がついていますよね。このズーム機能がどこまで拡大できるか、という点はデジカメ購入の際の気になるポイントになる場合も多いでしょう。

そんなズーム機能ですが、デジカメのズーム機能には「光学ズーム」と「デジタルズーム」の二種類があるということはご存知でしたか?

例えばあるカメラの基本機能に光学ズームが五倍、デジタルズームが四倍と書いてあるとしますよね。その場合、この両方を併用した時には最高で20倍まで拡大をすることが出来るわけなのです。(4×5=20という計算です。)

光学ズームは、カメラのレンズの焦点距離を物理的に変化させます。ですから画像の劣化はほとんど無いと言っていいでしょう。それに対してデジタルズームは、デジタル処理によって拡大をする方法なのです。ですから拡大すればするほど画像は劣化してしまいます。
パソコンで画像を拡大すると画質が粗くなるのと同じことです。

デジカメにはズームレバーが付いています。そのズームレバーを操作することで広角、望遠にすることが出来るのですが、ズームにする際に初めのうちは光学ズームで拡大をし、その倍率が最大になるとつぎにデジタルズームが働くようになっています。
目的によってはこの画質の切り替わりのポイントが重要になってくることも良くあるでしょうから、その切り替わりのポイントが画質の変化の境でもあることを覚えておいてくださいね。撮影機材の専門店