まず焦点距離という言葉自体になじみのない方がいらっしゃるかもしれませんね。
そもそも焦点距離というのは何なのでしょうか。
焦点距離というのはピントを合わせる際に出てくる無限マーク(∞マーク)のところでピントが合う距離にある被写体にピントを合わせた際に、レンズの真ん中から撮像素子までの距離を意味しています。この焦点距離が変わっていくと画角も変わってきます。画角というのはレンズがCCDやCMOSといった撮像素子に映し出すことができる範囲を意味します。
レンズの焦点距離の数字が低い程広い画角を取ることが可能です。逆にその数字が高い程画角は狭くなり、遠くの被写体を写すことが可能になってきます。つまり、レンズの焦点距離を的確に変更することでカメラマンが撮りたい範囲を好きに選ぶことができる、というわけなんです。なかでもズームレンズ。これはそのレンズの焦点距離の範囲ならば好きに焦点距離を変更することが可能です。場所や被写体に応じて、焦点距離を変えていろいろ試してみて下さい!
レンズによってですが、同じ焦点距離で撮っているのに、撮影距離が違うだけで画角が変わってくるときがあります。ピントを合わせる際にどこのレンズを動かすかによってこういったことが起きるのです。例えばレンズの一部を操作してピントを合わせるといったことをすると、ピントの位置が近い程に画角が広くなる、ということになるわけです。