キーワードはロマンティック

ジューンブライドには、ウエディング情報で攻めましょう!
ウエディングドレスの「白」そして、シックでエレガントな「黒」、それぞれの色によっての撮影テクニックを得たら、こちら!
誓いの象徴、指輪を撮影してみましょう!

こちらはもちろんマクロレンズがあれば理想的ですが、それでも18~55mmくらいの標準レンズでも撮影可能です。大切なのは可能なまで「よる」こと。
そして、もうひとつ大切なのはセッティングです。
このセッティングは撮影機材という意味ではなく、演出のほうの意味で
いかにロマンティックに、そして写真映えするように背景、色ともに考えるのがポイントです。ウエディングリングはプラチナまたはゴールドのプレーンタイプが多いですね。それぞれにあわせて背景の色を決めます。
筆者が通常使うセッティングは、新郎新婦(特に新婦ですが)を尊重して、彼らが選んだ挙式または披露宴会場にある花を背景にします。選ばれた花は、当日の新婦のブーケ、会場のデコレーション、コンフェッティまでトータルコーディネートされているので、挙式の思い出と深い関わりがあり指輪との相性も抜群です。

さて、2、3輪の花を自然光の明るい日陰に設置し、花びらにのせるように2つの指輪を重ねるようにずらして置いてみましょう。通常2つの指輪の内側にはそれぞれの相手の名前が刻まれています。フォーカスをそこにあてて撮影します。
二人がまるで寄り添うように、刻印された名前のみにピントを合わせ、絞りは全開にします。露出はオーバー気味にしていいでしょう。
すると、背景にはアウトフォーカスの柔らかい花びらがあり、リングの輝きとしっかりと刻印された名前を浮き出した、ロマンティックな1枚が仕上がります。
ウエディングの撮影