前回、石内都氏のくだりで、ハッセルブラッド国際写真賞について触れましたが、今回は今年2015年のハッセルブラッド国際写真賞受賞者のお話しを。
発表は今年3月なので、多くの人にすでに認知されていますが、2015年はヴォルフガング・ディルマンスに贈られました。
特異な被写体と、実験的な写真表現で、未だに新しい、若い写真家というイメージがあるかもしれませんが、すでに約30年活動、探究を続けています。
2000年には写真を主要手段として表現するアーティストとしてははじめてターナー賞を受賞。
2014年にはヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展をはじめ、数々の在大コレクションにも出品しています。
ハッセルブラッド国際写真賞の賞金は100万スウェーデンクローナ、日本円に換算すると約1400万円。名声も賞金額の規模も違います。
さてその2015年の受賞者ディルマンスの貴重な展示会が、こちらのブログでもお知らせしましたが、大阪の国立国際美術館で開催中です。
開催は9月23日まで。ご本人登場のアーティスト・トークはすでに終了しましたが、講師を迎えたギャラリー・トークが9月13日にも開催されます。
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