高速道路の高架下というと、イメージ的には人目につかず暗いため、ケンカや犯罪が起きてそうで近寄りがたいものがありますが、カナダでその負のイメージを払拭しようとする試みが計画されています。
その案は、高架下に巨大なシャンデリアをぶら下げるというもの。
それだけのことなんですが、完成CGを見ると、そのミスマッチ感が高架下の雰囲気を変えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LCrY3Q842yg
本来なら室内にあるはずのシャンデリア。
高架下に吊るすことで、高架下がまるで装飾された大きなロビーのような感覚を覚えます。
まあ少し違和感ありますが、雰囲気は変わりますよね。
日中は気づかない程ゆっくりと回転し、夜はキラキラときらめきながら回転します。
地元アーティストのロドニー・グラハム氏が考案したこの「高架下シャンデリア」、18世紀のアンティーク調にデザインされたものですが、LEDを内蔵した透明なプラスチック製なので、割れる心配はないそうです。
すぐそばのコンドミニアムを建設している開発業者が、その設置費用を支払うそうです。
アートによってこの高架下を変えることで、コンドミニアムだけでなく、周辺一帯の集客アップを図ろうとしているんですね。
人が寄り付かない暗い場所から、写真を撮りたくなるような集客力のある人気スポットへと変貌させる。
発想の転換によって生まれ変わるこの高架下の完成が楽しみですね。