今回は、基本的、だけれど意外にはっきり知らないことをお話ししましょう。
レンズには必ず「f=50mm」といったように、fと数字が明記されています。
fはもちろんfocusのfで、焦点のことですね。そして、数字はそのレンズの焦点距離を表しています。つまり、いわゆる標準レンズといわれるf=50mmのレンズはレンズから焦点が生じる距離が50mmということになります。
この数字の違いが、もちろん写真表現にも大きく関わってきます。
何度かお話ししたマクロ撮影。これまた望遠マクロと広角マクロでは随分写り方が違ってきます。なぜなら、そう、この数字に注目です。
例えば望遠マクロ、f=100、135以上ですね、一方広角マクロはf=24、28といった具合でしょうか。最短距離で被写体を撮影するとその違いはあまり分かりませんが、少し距離を撮って同じ被写体を望遠マクロ、広角マクロで撮影するとその違いがはっきり分かります。
広角マクロは画角がひろいため、画角の狭い望遠マクロに比べ背景が写り込んできます。
これを利用して、ボケたバックを利用して周囲の環境とともに雰囲気を出す写真には適したレンズといえます。
こんなふうに、基本的なカメラの機能、用語、表示などを気にしてみると
普段の写真撮影や撮影機材選びにお役立ちになりますよ。撮影機材の直販