大阪に新名所

11月3日、大阪に美術家の森村泰昌氏の美術館がオープンします。
その名もM@M (モリムラ アット ミュージアム)。
言わずもがな、歴史上の著名人や名画の中の人物に扮し、セルフポートレートとして作品制作で知られていますが、1985年にフィンセント・ファン・ゴッホの自画像になる写真作品を発表するまでには版画、デザイン、絵、文章などなど模索する日々が続いたそうです。
今や世界的に有名な現代美術家となり、2011年には紫綬褒章を、ヨコハマトリエンナーレ2014年にはアーティスティックディレクター就任など活躍されています。

ちょっと思い浮かぶだけでもかなりの作品数がありますし、森村氏のHPで作品を見てみると「こんな名作にも扮していたんだ」と驚くものまであります。
そんな森村氏のミュージアムと言ったら、これまで目にしたことのない作品まで多くを目にすることができるはず。
「君は『菫色のモナムール、其の他』を見たか?- 森村泰昌のもうひとつの1980年代-」というオープニング展覧会のテーマ通り、作品発表を始めた1980年代をテーマに構成され、これまで見る機会がなかった作品も披露されます。
ミュージアム内は二つの展示室、ライブラリー、サロン、ミニシアター、ショップという構成で、展覧会の鑑賞からカタログ、グッズの購入も楽しめるそう。

半年に一度企画展が行われて、その度にテーマが変わるということなので、時代、作品、森村作品にどっぷりと浸かれる、大阪の新たな名所になりそうです。

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