映像作家の中村佑子さんのブログがVOGUE blogのなかで読むことができます。
中村祐子さんといえば、内藤礼さんのアートと5人の女性たちを映したドキュメンタリー「あえかなる部屋 内藤礼、光たち」で一つ一つのシーンが脳裏に染み渡るように美しい印象的な映画の監督として知られています。
映画のHPに、ドキュメンタリーともフィクションともつかない新しい映画の形に挑戦、という監督ご本人の言葉通りドキュメンタリーであり物語であり、カテゴリーにとらわれない映画です。
さて、そんな中村佑子さんの言葉を読むことができるのがこちらのブログ。
毎回幾つかの映画を取り上げて映画の内容と中村さんの見解や感想がうかがえるブログで、映画評論ともプライベートな内容ともちょっと違う、一歩距離を置いた客観的な文章は映像作家としての中村さんの人となりを窺えるようなブログです。
ブログのなかで観たことがある映画でも、中村さんの文章を読むと違った方向からの見方やもう一つ別の映画との比べ方が新鮮で、改めて挙げられた映画を観てみたいと思ってきます。
映像作家の目を通して語られる映画、写真家の目を通して語られる写真、ミュージシャンを通して語られる音楽、などなどその道の専門の人がその分野をみる見方は読者や鑑賞者には非常に興味深く面白いものです。
中村さんのブログもまさにそのひとつ、頻繁ではないけれど更新されたら是非読みたいブログです。