元祖自撮り

「自撮りおばあちゃん」の通称でインスタグラムで大人気の西本喜美子さん。
インスタグラムのフォロワー数は15万人強。国内外問わず西本さんの写真を待っている人がいます。
現在90歳の西本さんがはじめてカメラを手にしたのは72歳のことで、息子さんが主宰する写真講座に通い、そこで課題として出された「セルフポートレート」がきっかけで自撮りを始めたということです。
すでに2年前の2016年には「ひとりじゃなかよ」という熊本弁の詩と合わせた初写真集を刊行。多くのメディアに取り上げられ、昨年末から今年初めにかけては「遊ぼかね」という写真展が新宿のエプソンイメージングギャラリーエプサイトで開催された際も大いに話題になりました。
その当時から話題の人ですが初の個展は2011年に熊本県立美術館分館にて開催しているほど。

西本さんの自撮りがこれだけ人気を集めるのは、自虐といわれるブラックが入ったユーモアのコンセプト。とにかく面白いものを、みんなを驚かせたいという西本さんは自分を被写体にして老いや恥じらいなども逆手にとってアイロニカルな笑いに変えています。
それがパワフルで可愛らしくてとにかく面白い。フォロワーは増える一方です。

面白いだけでなく、すごいのはLighetroomとPhotoshopを使って仕上げていることです。
パソコンを使い始めた頃は難しいと不安に感じられたそうですが続けていくうちに身体が自然に覚えたそうです。72歳から撮影をはじめて今ではLightroomとPhotoshopを使いこなす!すごい!
「自撮りおばあちゃん」なんて言えませんよね。写真家西本喜美子さんです。

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