誰でも一度は関節をパキッと鳴らしたことがあるのではないでしょうか。
この「パキ」という音の仕組みを解明するため、科学者たちは長く議論を続けてきました。
音が鳴る原因はなんなんでしょう。
このたびカリフォルニア大学の研究室が超音波映像を撮影し実験を行ないました。
実験では40人に協力してもらって指のホネをパキパキパキパキ鳴らしたそうです。
こちらがその映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=7trdaB_Zmk8
実験の結果が示すのは、音が鳴るまさにその瞬間、関節から白い光が発生する、ということ。
この白い光は、「気泡の弾け」だそうなんです。
でも何故その気泡が音を出すのか、現在でもよくわかっていないんです。
今のところ、有力な説は2つ。
1つは、関節周りの圧力が軽減されて、気泡が発生したことで音が出る、というもの。
もう1つは、関節周りにあった空気が爆発していて、音はその爆発音だ、というものです。
今回映像を発表した教授は、気泡の発生による音説派だそうです。
この実験である程度証明できたみたいなんですが、更なる研究が必要とも述べていて、真のメカニズム解明にはもう少し時間がかかりそうですね。