ミナ ペルホネンの皆川明さんの北欧での旅日記が特別連載としてCasa BRUTUSのwebで見ることができます。日記だから「読む」が正しいかもしれませんが、こちらは絵日記ならず写真日記のような模様で、文章と皆川さんの視点を通した写真を見ることができます。
日本での人気はもちろん、海外でもテキスタイルの勉強をした人には随分と知られてファンが多いことも、皆川さんの丁寧な作品作りの表れなのでしょう。
北欧での旅は6月中旬から7月初旬までの約3週間で、フィンランド、アイスランド、エストニアといった自然豊かな地。ミナ ペルホネンのデザイナーとして日々計り知れない多忙な時間を過ごされているのでしょうが、だからこそこの北欧での旅日記ではいかに皆川さんがリラックスして、そしてミナ ペルホネンのテキスタイルが自然界から繋がっていることを感じます。
散歩の途中で、皆川さんの視線が止まるタンポポの群生地や、光を反射する水面、美しいミナ ペルホネンのデザインが生まれていく皆川さんの脳内を少しだけ覗いているような感覚も特別です。
「人もいない静かな街にいるのは久しぶりです。(中略)脳が休んでいるのを感じます。ここからゆっくりとアイデアを受け止める頭の中になっていきそうです。」
日記にあるこちらの箇所が印象的です。