人物撮影でどのくらいの構図にするか、つまり顔を入れてどのくらいのバランスまで撮影するかを表す用語として、全身を撮影する「全身ショット」、ちょうど胸あたりから上を画面に入れる「バストショット」「ミディアムショット」そしてほぼ顔中心の「アップショット」という呼び方があります。
その国それぞれの名称があるでしょうが、イタリアでは大体5パターンくらいの名称があるそうです。もっと細かく分けるとそこから7パターンまで。
まずは全身ショット、それから膝あたりで切る(膝あたりから上)構図をアメリカンショットといい、いわゆるバストショットがあって、そのあと顔アップショットがあり、目などの部位ショットは細部ショットとでも訳しましょうか、そこまで構図名称があるそうです。
これは写真の場でも映画撮影の場でも同じように使う用語です。どんな職場でも業界用語、専門用語というのはありますが、その場にいるスタッフ全員が認識している用語があるって便利ですよね。専門的な作業であればあるほど、細かい部分に独特な言い回し、専門用語があるように思います。
どの国でもどの職場、環境でもところ変われば、ですね。