キヤノンから、複数のデジタル一眼カメラとレンズの組み合わせを試せるVRシミュレーター「VR CAMERA SIMULATOR」アプリケーションを発表されました。
このシミュレーターで使うのはカメラ機材でなく、VRヘッドセット。
装着者の目の前には「5D Mark III」や「1DX」、「70D」などキヤノンの一眼カメラが現れ、それぞれのスペックや価格が表示されます。
またレンズも単焦点から標準レンズ、望遠レンズなどを選ぶことができます。
PR動画が公開されています。
カメラとレンズを選択すると、レンズ越しの風景のフィールドがバーチャル表示されます。
この画面ではシャッタースピードや絞り、ISOを自由に変更することが可能で、その設定で撮影するとどうなるかをVR上で体感できるのです。
また、ズームレンズを選択するとズームの倍率を操作できたり、カメラ本体のセンサーサイズ(フルサイズ、APS-H、APS-C)の画角の違いもシミュレート可能です。
VR空間で撮影したい方向を向いてシャッターを押すことで、設定された値での露出、ブレ、および被写界深度がシミュレートされた画像が作成されます。
実際に購入する前にカメラとレンズの組み合わせによる違いについて確認することができますし、カメラの機能設定がどのように撮影結果に反映されるのかを学ぶトレーニングにもなりそうです。
対応するプラットフォームは「Oculus Rift」で、アプリケーションはOculusのウェブサイトからダウンロード可能です