ロケットの打ち上げ映像は、多くの人がテレビなどで見たことがあると思います。
しかし、NASAの新カメラによる、ロケットの打ち上げ映像は、これまでにない臨場感を映し出します。
テレビで見るような映像は、おおかた遠くから全体を映す感じなのですが、この新・NASAカメラはエンジン部の噴射具合をじっくりと映し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=nPfcwT4Fcy8
映像はロケットエンジンのテスト。
ちなみにこのカメラは、ロケットの打ち上げをもっとよく見てもらうために作られたわけではありません。
最も重要な目的は、こうして撮影された映像から、エンジンテストの解析を行なうことなのだそうです。
この動画を撮影したNASAの新カメラの名は、「High Dynamic Range Stereo X」(HiDyRS-X)。
ハイスピードかつハイダイナミックレンジで撮影が可能です。
さらに、今までのカメラでは露出設定が1つだったのに対し、一度に複数の設定をしてくれるそうです。
そうして撮られた画は後から組みあわされ、かつてないほど詳細に、ロケットから噴射する炎や煙が見られます。
実はこのカメラ、まだ試作段階だそうです。
今後、よりアップグレードしたカメラを開発、製造予定とのことで楽しみです。