待ち遠しい写真展

写真家横浪修さんのライフワークシリーズ「Assembly」の最新作が9月に写真展として発表されるそうです。
2009年に「100 Children」というタイトルで刊行された写真集と、同タイトルで開催された写真展が話題を呼び、2014年にはその後の続シリーズとして「1000 Children」も発表され、横浪修さんといえば、女の子がそれぞれ肩に乗せた果物を固定したままこちらをじっと見つめるポートレート写真が思い浮かびます。
「集合、集合体」をテーマに撮影されてきた「Assembly」の最新作では真っ白な雪の中での撮影。白とその集合体のコントラストは、白黒写真のマリオ・ジャコメッリを彷彿させるものがあり、現像的で甘美な美しさに目が止まります。
ジャコメッリはくっきりとしたコントラストの白黒写真ですが、横浪さんはカラーでスローシャッター。色が混ざり合う様が水彩画のように溶け込み幻想的で、これまでと違う集合体の美しさを捉えています。
会期は9月2日から10月8日で、もう少し先ですが、これからすでに楽しみな写真展です。
(ギャラリーのサイトではEXHIBITIONをクリックすると新作写真画像があります)

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