LEDライトで光る靴。
キッズシューズとして、ときどき見かけるます。
キッズたちの夜間の安全のためや、見た目のかわいさなど、魅力は多くあるのです
が、その多くは基本的にはシンプルに光るだけでした。
しかし、それがセンサーを内蔵してインターネットに接続されていたらどうなるか?
こちらは、日本企業の「no new folk studio」が製作した「Orphe」。
LEDライトで光る靴という点はいっしょですが、キックをしたり、ステップを踏んだ
りするごとに、その動きに応じてさまざまな色に変化していきます。
センサーが移動スピードや高さを測定し、発光の強さや色を変えているのだそうで
す。
さらに、この「Orphe」の中にはBluetoothモジュールが仕込まれていて、リアルタイ
ムでデータを飛ばすことが可能です。
つまり、靴をコントローラーとして使うことができるというわけです。
開発者はこの靴を「スマートフットウェア」と呼びます。
ではこの先、このスマートフットウェアでどんなことができるのでしょうか。
開発者の菊川裕也さんは以下のように語っています。
例えば単純に「道案内」でしょうか。
コンパスも内蔵されているので、「靴に道案内をさせる」ことも可能です。
右に歩くべきときは、右の靴が光って誘導してくれる、といった仕組みですね。
他にも、歩数計の代わりになったり、医療やリハビリの現場での歩行支援の手伝いな
どもできます。
今はスマホで大抵のことができますが、「画面と向き合って、指で操作する」という
基本操作は必要ですよね。
でもウェアラブルだったら、自分が考えていることをデバイスが推測してやってくれ
ます。
特に靴であれば、いつのまにか身につけているものですので、靴を履いているだけで
日常の便利さが得られる、という状態を目指しているのだそうです。