今や、撮った写真をすぐにその場で確認できるのが当たり前の時代ですが、銀塩カメ
ラが主流の時代は現像されるまでわからないので、撮った写真を数秒で見ることがで
きるポラロイドカメラは、画期的なカメラとして人気でした。
ところが、デジカメの普及と共にポラロイドカメラはその役割を失い、徐々に姿を消
していきました。
でも完全に無くなったわけではないんです。
一度は経営破綻し、生産中止になったものの、ポラロイドブランドの火は消えず、
2010年に復活します。
すぐに現像できる、というコンセプトはやはりポラロイドのオリジナル。
そんなポロライドカメラの現代版とも言える、ZINKプリンタ内蔵デジタルカメラ
「Polaroid Snap」が発表となりました。
その名の通り、デジカメとプリンターが一体となっていて、10秒固定のセルフタイ
マーやカラー、モノクロ、ヴィンテージ、3つのカラーモード選択でき、画素数は
1000万画素。
プリントボタンを押せば、すぐに2×3 インチの写真がプリントされます。
現代技術を用いながら、アナログな使用感が得られるという、なんとも味のある商品
です。
インクを使わず特殊な用紙にカラー画像を印刷することが可能な小型プリンター
「PoGo」という商品もポラロイド社から発売されていますね。
こちらも携帯やデジタルカメラで撮った写真を取り込んで印刷するという便利で画期
的なアイテム。
「Polaroid Snap」は、アメリカで今年末にリリース予定ですが、残念ながら日本で
の販売価格は未定だそうです。