紅葉の美しい季節。
色付いた木々を引きで撮るのもいいですが、真っ赤なモミジの葉っぱを接写で撮るとまた違った表情が楽しめます。
そんな時に欲しくなるのが、マクロレンズ。
マクロレンズは、小さなものを大きく撮れるレンズです。
一枚の葉っぱにグッとピントを合わせて背景をボカしたり。
プロっぽい芸術的な写真が撮れてしまうかもしれません!
マクロレンズと普通のレンズの大きな違いのひとつは「撮影倍率」です。
被写体の実際の大きさに対して、カメラのセンサー面に写る大きさは、普通のレンズなら0.18倍とか。
つまり当たり前ですが実際より小さく写る。
でもマクロレンズは、実際の大きさとセンサー面に写る大きさを0.5倍~等倍にまで出来るのです。
より大きく写せるということなんですね。
マクロというと、ギリギリまで近づいて撮影するのだと思っていましたが、それは勘違いで、被写体を大きくクローズアップすることができるのがマクロレンズなんですね。
例えばスマホやコンデジなどは、ギリギリまで被写体に近づいて撮影できますが、マクロレンズで30cmぐらい離れて撮影した方がより大きく写すことができるのです。
それが普通のレンズとの、もうひとつの大きな違いです。
また、マクロレンズはマクロ撮影だけでなく、実は色々な撮影で活用できる万能レンズで、普通レンズと同じように普通に撮ることもできます。
必要に応じて、動物や昆虫や花などにグッと寄って背景をいい感じにボカした写真も撮れて、さらにボケ味の出し方も様々楽しめます。
たまには虫の目線で世界を描写してみるのも良いかもしれませんね。