「撮り鉄」などと呼ばれる鉄道マニアは、テレビなどのチカラで大分世の中に周知さ
れたように思いますが、「ダムマニア」も最近ひそかなブームらしいです。
ダムをテーマにしたフォトコンテストもあるくらいですからね。
たしかに、緑豊かな山中の人工的な湖と、途方も無くスケールの大きい土木構造物っ
て、それだけでフォトジェニックですよね。
日本一大きいダムとして有名なのは黒部ダムですが、その高さはなんと東京タワー
のおよそ半分の186m。
観光客も多いので、駅やバスの公共手段も整備されているのですが、駅は標高2450m
の高所にあり、これまた日本で最も高い位置にある駅だそうです。
では、世界で一番高さのあるダムはどこにあるのだろうと調べてみたところ、世界で
一番高いダムはお隣中国の錦屏ダム305m。
日本一の黒部ダムが186mですから、とんでもない高さですね。
しかし、それを上回る314mの双江口ダムを現在建設中とのことで、完成は2022年予
定。
中国は2030年までに化石燃料以外からの電力を20%に増やす目標を掲げており、水力
発電能力を増強していて、このダムが完成すれば環境にも良いとしているそうです。
ダム建設は、多額の税金投入と自然破壊の面から、良くない風潮の時期もありました
が、このように水力発電や、洪水調節などの良い面もたくさんあるんですね。
ちなみに日本のダムには、行けば貰える「ダムカード」なるものが存在し、全国約
300ヵ所のダムで配布されています。
わざわざ山奥まで足を運ばないとゲットできないレアさがまた、マニアを惹き付ける
んでしょうね。