サルガドの映画

巨匠ヴィム・ヴェンダースの最新作、写真家セバスチャン・サルガドにスポットを当てたドキュメンタリー映画が公開されました。
これまでに世界中で写真展が開催され、1982年には人間性や写真性を重視した写真作品を対象にしたユージン・スミス賞を受賞。1994年までマグナム・フォトに所属。
2004年からは「Genesis (ジェネシス)」というプロジェクトを始動、地球上の美しい場所を求めて12カ国あまりで撮影された作品を発表。
ヴィム・ヴェンダースの本作「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター」はその「Genesis」のプロフェクトを通して、サルガドの息子ジュリアーノ・サルガドとともにセバスチャン・サルガドの人生を追い、描いたドキュメンタリー映画とのこと。
多くの有名人、各界の巨匠が没後にドキュメンタリーとして映画化されることはよくありますが、
存命のサルガドをテーマに、そしてその息子と共同にドキュメンタリー映画を制作したことにも意義がありそうです。
映画を見たらきっと作品を見たくなるはず。
この夏の見るべき展示会・映画のひとつです。
ヴィム・ヴェンダースは日本人では山本耀司氏のドキュメンタリーを手がけていますが、日本人の写真家をテーマにドキュメンタリーをつくったならば、誰を、どんなかたちで?
そんな想像もかすめます。
撮影機材・LED撮影照明の専門店