アサヒカメラ休刊

1926年創刊、日本最古のカメラ誌「アサヒカメラ」が、6月19日発売の2020年7月号をもって休刊となりました。
今回が通巻1125号となるそうです、1926年といえば大正15年、この94年間の年月の間プロアマ問わず、どれだけのカメラマンや写真ファンがアサヒカメラのページを開いてきたことでしょう。
紙媒体の出版の厳しさ、写真撮影、カメラ機材の変遷などさまざまでしょうが、これもまた時代の節目でしょうか。

最終号の特集は、「構図は名作に学べ!」。
往年の写真界の巨匠のみならず、絵画の名作にまでさかのぼり、フォーカルポイント、視線誘導、バランス、配色、比例と配置という5つのポイントをもとに解説があり。
写真だけでなく絵画の名作を観ながらの比較って面白いですよね。
そして第二の特集では「写真家の学ぶ『自撮り』セルフポート」。
大橋愛さん、浅田政志さん、平間至さんからのそれぞれ違うシチュエーションでのセルフポートレート指南があります。
最終号を飾るにあたって、これまでアサヒカメラとゆかりの深い、錚々たる16名の写真家たちが寄せた思い出や写真、エピソードで締められています。
最終号であり永久保存版ともいえそうです。
この最終号を記念してSHIBUYA TSUTAYA BOOKでは、フロアの壁一面に大展開、というのが投稿写真とともに話題になっています。
惜しまれて休刊、愛されてきたカメラ誌の花道のようです。

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