「もう雪はこりごり」と聞こえてくる今年の異常気象。
大人たちは雪かきでこりごりでしょうが、この雪を楽しみにしているこどもたちにとってはウキウキです。
さて、こどものウキウキに便乗して、この機会を利用して雪の写真撮影はいかがでしょう?もちろんスキー、スノーボード派で雪山によく行く方にも雪の写真撮影のちょっとしたヒントにどうぞ。

銀世界ともいわれるほど雪で覆われた被写体は肉眼で見えるように美しく撮影するのは難しいものです。その原因は「白」。この白で覆われている被写体を撮影する際にはカメラの自動露出の判断が裏目に出てしまうのです。というのは、明るい「白い」雪に光が反射して、その影響で通常露出モードでは明るさを押さえようとして撮影しようとします、すると出来上がる写真は全体的に暗めの写真になるという訳です。
そのため雪の撮影のときにはとにかく露出補正機能をフルに利用することがポイントです。
露出を上げる、つまり露出補正を+に上げていきます。ほとんどのカメラでは調整は3分の1単位から細かくできるので、少しずつ上げていって、全体が肉眼で見ている状態と同じ明るさにあわせます。
 
もうひとつはコントラスト。
これは好みによりますが、白い雪が反射して明るさが強くなると、それに付随して白飛びしたりとコントラストが強くなります。なめらかなグラデーションが好みか、バシッとしたコントラストの強い写真が好みかによってコントラストの調整もするといいでしょう。

最後に、可能ならば、雪を撮影しようと思ったときには広角レンズがおすすめです。
文字通り広く撮影することによって、雪景色、普段と違う景色が写し出されますし、雪山でも町中の雪でも、景色としての風景写真の要領で準備するといいですよ。

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