やってきました、この季節。
日を追うごとに深まる紅葉のこの時季、紅葉を楽しむ散策で見ているだけでも満足ですが、やはりカメラを向けたくなります。
代表的な紅葉といえば、もみじの赤、イチョウの黄色などですが、その紅葉した「色」をいかに写真に収めるかというポイントはやはり「光」です。
赤や黄色の色がはっきりと見てとれるのは「順光」で見る位置です。
つまり撮影者が太陽を背にして被写体を撮影する状態ですね。
色がしっかり見える順光のデメリットは、スタジオのライティングと同様、光が正面から均一に当たるためにフラットな印象になってしまうことです。つまり「べたっ」とした感じ。
そのデメリットを補うには、斜めから光が射し、かつ色がくっきり見える位置を探すことです。
またさらにステップを踏むと、今度は「順光」の逆、「逆光」での撮影も紅葉撮影に動きを加えます。「さくら」の撮影にも繋がりますが、植物や花の撮影には「逆光」を利用することによって、躍動感が増してきます。
「逆光」プラス「背景」「ボケ」を組み合わせて、赤や黄色の「色」を強調した構図を考えるとバリエーションも豊かになります。
レンズを変えながら、遠景、マクロなど撮影方法を変えるのもいいですね。
散策と撮影、どちらも楽しめる季節です。
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