2020年に開館した金沢市の私設現代アート美術館 KAMU Kanazawa (
カム カナザワ)のプロジェクトで、金沢の歓楽街 新天地にて森山大道氏の作品が展示されています。
その展示方法とは、夜の繁華街を彩るネオンや電光看板に混じりながら円形、正方形、長方形のライトボックスの突き出し看板に森山氏の写真が浮かびあがるスタイルです。歓楽街にコントラストの強い大道氏の写真がライトボックスによって浮かび上がる光景、写真で見るだけでもかっこいいです。なんだか以前からもそこにあるように見えるほど夜の繁華街に溶け込んでいます。
タイトルは「Brightness/Contrast」。
これはコロナ禍の打撃を受けた金沢の中心地に対しKAMU Kanazawagaが何ができるかという思いから金沢市と新天地商店街組合の協力によって実現したそうです。
さらには市内の19本の電柱に森山氏の作品に頻繁に出てくる被写体「唇」にスポットを当てた作品を展示しています。こちらのタイトルは「唇 : エロスあるいはエロスではない何か」。
展示配置場所はKAMU Kanazawa入館時に配られる地図に記載されているそうです。新天地のライトボックスは来年3月31日まで17時から24時まで点灯、19ヶ所の電柱展示は来年の10月22日まで開催です。
街中にある作品を見ながら散策できるこういう企画って楽しいですよね。
https://artsticker.app/events/1261