写真は、その構図で印象や善し悪しが変わってくるものですよね。
いろいろな構図がありますが、基本中の基本は「三分割法」ですね。
これは画面を縦横それぞれ3分割に線を引き(つまり画面は9分割)、その線の交点に
被写体を置く方法です。
その「三分割法」の応用?である「レイルマン比率」というのもあります。
これはまず画面の対角線を引き、さらに画面を縦に4分割するという、鉄道写真家の
中井精也さんが考案した構図です。
主題と副題を、対角線と縦線が交わる点に合わせることで良い写真が撮れるのだそう
です。三分割法よりレイルマン比率のほうがよりプロっぽく撮れ、もう一つ上の写真
が撮ることができるとも言われています。
どちらの構図も、主題を中央より端に置いたほうが、良い写真が撮れるという手法な
のですが、確かに鉄道写真って、車両だけでなく風景も大きく写っていたりして、風
景と鉄道の相乗効果でより良い写真に仕上がっている気もします。
このレイルマン比率は実はわりと知られている構図で、ニコンのカメラのグリッド線
にも採用されていますし、レイルマン比率を収録したスマートフォン用のアプリも出
ています。
加工アプリだけではなく、構図アプリもあるなんて、プロ泣かせな時代です
ねぇ・・・。
もちろん、このレイルマン比率は鉄道写真だけではなく、あらゆる写真に応用されて
います。
最近この構図を知ったので、もっぱら対角線ばかり意識して撮ってしまう今日このご
ろ・・・。