一般的に仕事の関係などで、スーツやジャケットなど普段着からフォーマル着まで黒の服装が多いですよね。
普段の服装と、写真撮影の際に人物が必要な場合の服装の違いはなんといっても色。
その色彩の違いが大きなキーポイントとなります。
例えば、商品撮影のために人物がモデルとして撮影する場合には「黒系」の服でもいいでしょう。
つまりは商品自体を目立たせるために、あくまでも黒子として役割を果たすからです。
一方、商品と人物が一体となって商品撮影をする場合には、モデルの服装の色が商品、そして写真全体に影響してきます。
普段のように「黒い」服を着用して撮影するのと、色鮮やかで、商品に関連した色を取り入れた服を着用するのでは写真の仕上がりが明確に差が出るのが分かります。
実際に雑誌や広告などでモデルの服の色に注目してみて見ると、なかなか黒い服というのは見つからないものです。
ぱっと明るい印象の色から、背景や写真にテキストを載せる場合の文字の色などを考えながら、服の色やアクセサリーの色を考えて、まさにトータルコーディネートで準備することも商品撮影の成功の鍵になります。
写真ばかりではなく、テレビのCM、ニュースのキャスターなどの服装にも注目してみると、色と画面写り、その場を作る雰囲気など結構参考になるものが日常の中にあふれています。
普段から「色」を意識してみるのも撮影準備の役に立ってきます。