写真に関するものはもちろん、好きな作家や気になるお店、個々人の活動などをブログを追うことがあります。
今回ご紹介するブログは、あるツイッターのつぶやきで偶然見かけたもので、すでにブログ自体は2012年までとなっていますが、それでもその内容と写真をともない一気に読み込んだものです。
現在は特別編集ということでそのダイジェスト版ともいえる掲載記事を読むことができます。
http://www.nepenthes.co.jp/yuki_ishikawa/archive/archive.html
このブログは心臓疾患を持って生まれた娘に向けた父親からのメッセージとその記録。
過去の掲載記事からさかのぼって読み進めましたが、ぐっと詰まったり、それでいて掲載者の愛情あふれる言葉ひとつひとつとタイミングのいいユーモアで綴られ、素直に素敵だなと感じるブログです。
文章にひかれながら読み進めることもありますが、一気に読み込んだのはそこにある写真もすばらしいからです。先入観からデジタルカメラの撮影だと思い込み、はじめの記事の写真を見ながら「なんでこんなにキレイなボケができているんだろう」とか、微妙な質感がキレイだなあと思っていたところ、後半にその答えが分かりました。デジタルカメラではなく、フィルムで撮影した写真だったのです。しかも中判カメラ。
フィルムカメラで撮影し、現像し、そのフィルムをスキャナーでデータ化して、写り込んだホコリなどをキレイに取り除く等々。この作業をされた方なら作業の長さがお分かりでしょう。時間ばかりでなく費用もかかります。