カメラで写真撮影をするときと同じように、ビデオカメラでの動画撮影でも露出調整が必要になります。手軽なハンディーカムから、ハイアマチュア用のカメラまで自動調整されますが、それでも環境の変化、屋外や室内での光のギャップによって白飛びや黒つぶれということが起こりえます。
さらにメーカーやモデルの種類によっても機材の特性が違うため、液晶モニターでみて想像しているよりも実際は明るすぎたり、暗すぎたりと映像の仕上がりが違ってくることもあります。
解決としてはひとつはご自分の機材の特質を知ることが大切です。つまり、アンダー目、オーバー目に撮影されがちということがわかっていれば、実際に液晶モニターでみているものよりも、より求めている明るさ(暗さ)に調整していくことです。
そしてさらに確実に解決するには録画した映像をビデオカメラではなく、パソコンの画面で確認することです。
実際にプロの撮影では、撮影するビデオカメラとモニターをつないで、撮影している画像をそのままチェックして、白飛びなどないか露出調整をその場でします。
機材が増えてしまいますし一般に難しい場合には、試し録画したデーターをパソコンに落として映像の確認をするといいでしょう。液晶画面では見えない部分があることがよくわかります。
この小さな確認が、撮影を通して適切な露出で映像を撮れるキーポイントです。